(4)と(5)は、たいへん面白い。おほめにあずかって恐れ入ります。
(1)★
2157 □□□□ + 1625 ――――――― 10342
(2)★
□□□ × □7 ――――――― 3□□4 5□□□ ――――――― □□□□□
(3)★
A7 ____ 3)1A1
(4)★
ABCD × DCB ―――――――― BDKG CHEB DFCK ―――――――― LCCEGG
(5)★
□74 ______ 31□)□□6□□ 63□ ―――――― □□8□ □□□□ ―――――― □□□□ □□□□ ―――――― □18
“虫喰い算”大会 第八会場
第八会場はこちらでございます。例によって問題は五つ並べてございます。どうぞお気のままにお進み下さい。 え? 前のように喋ってくれとおっしゃるのですか。それは困りましたね。本会場の問題はそんなにむつかしかありませんよ。 (4)ですか。これはわけありません。六段目でBが何者かと分れば、除数の十位も分ってあとは……あとは、むにゃむにゃ。 (5)ですか、貴下が本当に助け舟をお求めなさるのは。割る数も商も皆、穴で、手がかりがないとおっしゃいますか。なあに、これもやさしいですよ。五段目の数字は何と何とを掛けると出るべき数か、因数の知識をちょいと……叱られぬ先に黙りましょう。
(1)★
3456□8 □324□ + □6□123 ――――――――― 959045
(2)★
4□□□4 - □947□ ―――――――― 26205
(3)★
7□4□ × 53 ―――――――― 23□□7 38□□□ ―――――――― 410□□7
(4)★
STP _____ BT)KDNG PK ――――― FN TN ―――― BGG NB ―――― N
(5)★
□□□ ______ □□□)□□□□□ □□□ ―――――― □□□□ 1851 ―――――― □□□□ □5□□ ―――――― 0
“虫喰い算”大会 第九会場
やっぱり叱られてしまいました。余計なお喋りをして、興味を削いだというので……。それなれば、私のお喋りに対して耳に蓋をして下さればそれで目的は達せられる筈ですが……いや、ぐちは申しますまい。 いよいよ第九会場となりました。(5)に取組んで、虫喰い算の味を満喫していただきましょう。
(1)★
45□7□ 23□1 □2931 + □246 ――――――――― 104196
(2)★
57 ____ 3)A7A
(3)★
1ABC57 × 3 ――――――――― ABC571
(4)★
□3 ____ □□)949 □□ ―――― □□9 □□9 ―――― 0
(5)★
BQM _______ XVS)XQARAM XMAB ――――――― CQA BBA ――――― VAM VAM ―――― 0
“虫喰い算”大会 第十会場
ここがもう第十会場になります。 全三十会場の、ちょうど三分の一の境界線に達したわけです。本会場をパスなされば、すなわち第十階選士です。 満々たる自信をもって、本会場を楽々とパスされることと信じます。しかし油断は禁物ですぞ。この後には山あり谷あり流れあり、嘘だと思ったら、次の会場へ。そこで目をお廻しになりませんように。
(1)★[#「(1)★」は底本では「(1)」]
1□92 29□1 971□ + 2□17 ―――――― 17592
[#「17592」は底本では「17392」。【例題一】と同一と考えられるため、【例題一】に合わせました。]
(2)★
□)56□96  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 81□8
(3)★
97□ × □8 ――――――― □□□0 9□□ ――――――― 175□0
(4)★
3N ____ N)259
(5)★
□□□ _______ □□□)□□□□□1 □□89 ――――――― 75□ □□□ ――――― □81 □81 ―――― 0
“虫喰い算”大会 第十一会場
第十一会場でございます。どうぞ、ごゆるりとお楽しみ下さい。いや、皮肉をいったつもりではございません。 ブーン先生の“虫喰い算集”は、なかなか数も多く、傑作も集っており、私は最も尊敬しております。先生はこの虫喰い算を生徒に与えて、大変楽しく算数を勉強させました。ところが生徒は、これが縁となり、虫喰い算がすっかり気に入ってしまい、遂には先生と一緒に問題を考え出すまでになりました。そういう生徒さんの作った問題が、会場の方々に陳列されています。
(1)★
□)81□8  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ □0□
(2)★
3□AB × □B ―――――――― □6□□A □□□□ ―――――――― □□□□9
(3)★
56N N65 6N5 5N6 + 65N ――――― 3240
(4)★
□□□ ______ □4□)9□□□5 □□□ ―――――― 2□□□ □□□□ ―――――― 2□□ □□□ ―――― 0
(5)★
GQRDQN × SLADE ――――――――――――― GGGTAQN DERLTT EALDTT ASRELN LDTNNT ――――――――――――― ARLDQSQAQN
“虫喰い算”大会 第十二会場
こちらが第十二会場です。どうぞお入り下さい。 およそ、この虫喰い算といわず、いわゆる数学パズルと称せられる興味深い問題を古くから研究し、そして集録して早くから著書として世に紹介したのは、イギリス人エッチ・イー・デュウデニー氏でありましょう。今日までに紹介された数学パズルで、このデュウデニー氏の本の中にないものは、殆ど稀だといってよいくらいであります。
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