東海道新幹線、大雨で全面的に運転ストップ

30日早朝から静岡県内で激しい雨が続いた影響で、JR東海道新幹線は大幅にダイヤが乱れた。午前9時過ぎからは、東京―新大阪間で上下線とも運転を見合わせた。
JR東海によると、同日午前6時58分ごろ、静岡市の静岡雨量計が規制値を超えたうえ、同7時29分には、落雷の影響で小田原―新富士間で停電が発生するなどしたため、同社は断続的に列車の運転を中止。これに伴い、各駅間に列車が立ち往生するなどして、部分的にも運行できなくなったため、午前9時過ぎからは東京―新大阪間で全面的に運転をストップした。
JR東海によると、この影響で正午前までに上下計54本が運休した。
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気象庁によると、上空に冷たい空気が入り込んで大気の状態が不安定になり、静岡県内では30日午前1時過ぎからまとまった雨が降り始めた。静岡市では、午前8時からの1時間で81ミリの雨量を観測。午前10時までに降り始めからの雨量が300ミリに達し、同市内の6月の雨量としては観測史上最高を記録した。
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