歯みがきの習慣がこの30年で、朝が起床後から朝食後に移り、昼食後にみがく人も8倍に増えるなど大きく変化したことが、ライオンの調査でわかった。
71年から毎年、女性を対象に口の健康管理についての意識調査をしている同社が、4日からの「歯の衛生週間」にあたり、73~03年の結果を比較した。
歯をみがくのは、「起床後すぐ」が73年は70%だったが、03年は27%に減少。逆に「朝食後」は73年の21%から、83年は63%と急増し、03年は73%と、朝食後が一般的になった。
昼食後に歯をみがくとした人は、73年はわずか4%だったが、年々増え、03年は32%と8倍になった。
1日に歯をみがく回数はこの質問を始めた78年には「2回」57%、「1回」27%、「3回以上」16%の順だったが、93年は「2回」61%、「1回」6%。03年には「2回」が50%と最多だが、次いで「3回以上」が44%を占めた。
同社は「口中を清潔にするために歯をみがくという意識が定着してきており、近い将来、1日3回以上みがく人が過半数を超えるのではないか」としている。 (2004/06/04) |