風力、太陽光発電など再生可能エネルギーの利用拡大を協議する国際会議が4日までドイツ西部のボンで開かれ、15年までに世界の10億人がこうしたエネルギーを利用できるようにすることなどを目標とする政治宣言を採択した。
約140カ国と約30の国際機関などから約3千人の政府関係者、専門家らが参加。「世界のエネルギーの4分の3を消費している先進国がエネルギー再利用に取り組む必要性」(シュレーダー独首相)が強調された。
石油高騰の中で各国が積極的に再生可能エネルギー開発に取り組み、特に開発途上国も導入できるように支援することなどでも合意した。
この会議は02年にヨハネスブルクで開催された環境サミットで再生可能エネルギーに国際社会が取り組むことが合意された際、ドイツが開催を提唱した。 (06/04 23:07)
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