先锋计划2004年6月下旬上市3款DVD录像机。均内置支持8倍速DVD-R和4倍速DVD-RW刻录的该公司生产的DVD刻录机。配备8倍速DVD-R刻录功能的DVD录像机在业界尚属首款。另外,DVD刻录机采用的是已开始向个人电脑供货的型号。
新款DVD录像机可将从硬盘到DVD光盘的数据复制时间缩短至接近此前的一半。在数据编码速度最低模式下录制的1小时电视节目,66秒即可复制完成。这是通过将DVD刻录机的刻录速度从此前的4倍速提高到8倍速以及添加比此前数据编码速度更低的录像模式实现的。
录像模式共有5种。在此前的“FINE”、“SP”、“LP”和“EP”4种模式的基础上,又添加了“SLP”模式。在EP模式下录像时,一张4.7GB的DVD-R光盘上大约可记录6小时的节目,而在SLP模式下能够记录约8小时的节目。SLP模式的数据编码速度约为1.3Mbit/秒,低于EP约1.7Mbit/秒的速度。为了防止画质变差,增加了分配给映像的数据编码速度的比率、减小了声音的数据编码速度。
同时还改进了可根据画面变动情况实时改变编码率的VBR方式的算法。具体而言,就是加大了可分配数据编码速度的上限和下限。录制体育节目等画面变动比较激烈的映像时,可以选择比此前产品高的编码速度;录制新闻节目等画面变动较小的映像时,可以选择较低的编码速度。
新款录像机的主处理器与前款机型一样,采用该公司和瑞萨科技共同开发的微处理器。但是,通过提高该处理器的工作频率和输入输出总线的工作频率,实现了与8倍速DVD刻录机相称的高速处理。
备有内置硬盘容量为250GB的“DVR-620H-S”、内置硬盘容量为160GB的“DVR-520H-S”以及没有内置硬盘的“DVR-320-S”三款机型。价格均为开放式,预计实售价分别为12万5000日元(约合人民币9620元)、9万5000日元(约合人民币7310元)和5万日元(约合人民币3850元)。
“北美市场价格竞争也日趋激烈”
先锋从2003年开始在美国、欧洲、亚洲等地销售DVD录像机。在产品发布会上,先锋集团家庭娱乐公司AV业务部视频策划部部长大坪博在谈到DVD录像机市场时指出,“尽管目前DVD录像机业务还有利润,但没有内置硬盘的机型产品的利润率很低。特别是美国市场,销售竞争越来越激烈”。
“沃尔玛等著名零售商已开始销售低价位DVD录像机。在这一形势下,各大零售商也开始要求包括先锋在内的日本电子产品厂商以同样的低价位供货。尽管我们反复解释与廉价产品在功能上的不同,而且已经获得了客户的认同并稍稍提高了批发价格,不过仍然能感觉到低价位产品攻势所带来的压力”(大坪博)。
大坪博还提到了在美国市场上与内置硬盘机顶盒(STB)的竞争:“有线电视运营商向消费者出租内置硬盘STB,每月租金约为10美元(约合人民币83元)。而市售的硬盘DVD录像机的价格在600美元左右(约合人民币4960元),给消费者的印象是价格较高”。
另外,大坪博也谈到了一些利好因素,“在欧洲市场上,硬盘DVD录像机的销售形势出乎意料的好”。先锋的目标是:按产量计算,确保在全球DVD录像机市场上两成的市场份额。另一个目标是通过增加销量降低元件的采购成本。 |
パイオニアは,DVDレコーダ3機種を2004年6月下旬に発売する。いずれの機種も,DVD-Rの8倍速書き込みとDVD-RWの4倍速書き込みに対応した同社製DVD装置を内蔵している。DVD-Rの8倍速書き込み機能を持つDVDレコーダは業界で初めて。なお,DVD装置としてはパソコン向けに既に出荷を始めている品種を用いているという。
今回の製品では,HDDからDVDへのデータ複製(ダビング)にかかる所要時間を,従来の半分強の時間に短縮した。符号化データ速度の最も低いモードで録画した1時間のテレビ番組の場合,66秒でダビングが完了するとしている。これはDVD装置の書き込み速度を従来製品の4倍速から8倍速に向上させたことと,従来より符号化データ速度の低い録画モードを追加することで実現した。
録画モードは5種類。従来製品の「FINE」「SP」「LP」「EP」の4種類に加え,「SLP」を追加した。EPモードで録画した場合,4.7GバイトのDVD-Rディスク1枚に約6時間の番組を記録できたが,SLPモードでは約8時間の番組を記録できる。SLPモードの符号化データ速度は約1.3Mビット/秒で,EPの約1.7Mビット/秒より抑えている。画質の劣化を抑えるために,映像に割り当てる符号化データ速度の比率を増やし,その分音声の符号化データ速度を抑えた。
映像の動きの多少に合わせて符号化レートを動的に変更するVBR方式のアルゴリズムも改良した。具体的には,割り当て可能な符号化データ速度の上限と下限の幅を広げた。スポーツなど動きの激しい映像を録画する際は従来製品より高い符号化データ速度を,ニュースなど動きの少ない映像では低い符号化データ速度を割り当てられるようにした。
同レコーダのメインのマイクロプロセサには従来製品と同様,同社とルネサス テクノロジが共同開発したものを採用している。ただし,同プロセサの動作周波数や入出力バスの動作周波数を引き上げ,記録型DVD装置の速度向上に合わせた高速処理を可能にしている。
内蔵HDDの容量が250Gバイトの「DVR-620H-S」,同160Gバイトの「DVR-520H-S」,HDDを内蔵しない「DVR-320-S」の3機種を用意している。いずれもオープン価格だが,店頭での価格は順に12万5000円,9万5000円,5万円を想定する。
「北米市場でも価格競争が激化」
パイオニアは2003年から,DVDレコーダを米国,欧州,アジアの各地域でも販売している。製品発表の記者会見で同社 ホームエンタテインメントカンパニー AV事業部 ビデオ企画部長の大坪博氏はDVDレコーダ市場について触れ,「現時点ではDVDレコーダ事業は利益が出ているが,HDDを内蔵しない製品は利益率が低下している。特に米国市場では,販売競争が厳しさを増している」と指摘した。
「米Wal-Mart Stores, Inc.などの流通大手が格安のDVDレコーダの販売を始めている。この影響で,パイオニアを含めた日本のエレクトロニクス・メーカーも格安製品と同等程度の卸値で取引するよう求められるようになった。現時点では格安製品とは機能が違うことを説明し,違いを理解してもらうことで卸値を少し高くしてもらっているが,いずれにしても格安製品の攻勢を圧力として感じる」(大坪氏)。
同氏は米国市場におけるHDD内蔵のセットトップ・ボックス(STB)との競合についても触れ,「CATV(ケーブル・テレビ)事業者が消費者に対しレンタルしているHDD内蔵のSTBは,レンタル料が月額10米ドル程度。これに対し,市販のHDD内蔵型DVDレコーダは600米ドル前後となり,消費者に割高な印象を与えているようだ」(大坪氏)と語る。
一方で「欧州市場では,HDD内蔵型DVDレコーダの引き合いが予想以上に良い」(大坪氏)といった好材料もある。同社ではDVDレコーダの世界市場で台数ベースのシェアとして2割を確保することを目標としている。販売台数を増やすことで,部品の調達コストの削減も狙う。 |