30日公開された03年の国会議員所得報告書を主要5党の党首で比較すると、自民党総裁の小泉純一郎首相が3982万円で2年連続の最高額となった。ただ、昨年11月からの公務員給与の引き下げの影響で、自民党総裁選や総選挙でテレビ出演の機会が増え出演料などの臨時収入があったものの、全体では前年比97万円の減少だった。
2位は社民党の福島瑞穂社民党党首の2465万円。今年5月に就任したばかりの民主党の岡田克也代表は2197万円で3位だったが、大手スーパー・ジャスコを展開する「イオン」の創業者を父に持ち、自身もイオン株を保有、株式配当所得として年間135万円を得ており、「資産家」の面もうかがわせた。
4位は公明党の神崎武法代表(2047万円)、5位は共産党の志位和夫委員長(1935万円)。議員歳費の1割カット延長などで、各党首とも軒並み収入が減少した。 毎日新聞 2004年6月30日 10時25分
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