4年に1度の雨ごい行事「脚折雨乞(すねおりあまごい)」が1日、埼玉県鶴ケ島市であった。
麦わらやモウソウ竹で作った全長36メートル、3トンの竜を担いだ約300人が、雷電池(かんだちがいけ)で「雨降れたんじゃく、ここにかかれ黒雲」のかけ声とともに池の中に入った。迫力ある竜の姿に、見物客らから歓声や拍手が起こった。
この行事は江戸時代から続くとされる。雷電池にすんでいた蛇が別の池に移ったあと、日照りが続き、巨大な竜を作って雨を祈ったことが始まりと伝えられている。都市化の影響で64年に途絶えたが、76年に復活した。
(08/02 20:32)
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