大阪に夏の訪れ 愛染まつり開幕
 宝恵かごに乗り、笑顔を振りまく愛染娘=30日午後、大阪市天王寺区 |
大阪に夏の訪れを告げる「愛染(あいぜん)まつり」が30日、大阪市天王寺区の四天王寺別院・勝鬘院(しょうまんいん)愛染堂で開幕した。7月2日までの3日間、お茶会やミス愛染娘コンテストなどさまざまなイベントでにぎわう。
雲一つない好天に恵まれた初日。午後2時ごろに愛染娘12人が6台の宝恵(ほえ)かごに乗り込んで同市阿倍野区の近鉄百貨店前を出発。太鼓やかねの音が響く中、法被姿の担ぎ手らが汗だくになりながら「愛染さんじゃ、宝恵かご」と威勢のいい声を張り上げ、愛染堂までの道のりを練り歩いた。
聖徳太子が始めた日本最古の夏祭りとされる愛染まつりは、なにわ三大夏祭りの1つ。今後は「天神祭」「住吉祭」と続き、浪速の街は夏本番を迎える。
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