病院内でカルテや薬を運ぶロボット「ホスピー」(税込みで約1000万円、高さ約1.3メートル)を、松下電工が今月発売した。試験導入した大阪府池田市の市立池田病院に、市側が近くの小学生約100人を招き、院内を動く様子を見学してもらった。7月からの本格テストが順調なら買ってもらう予定。人手不足になりがちな夜間などに、活躍が期待されている。
院内の間取りを記憶させたうえで、3階のナースステーションで背中の収納部に書類を入れ、頭部のタッチパネルで行き先を「4階のナースステーション」と選んだ。脚部の車輪を回転させて動き出し、廊下からエレベーターに乗りこんだ。
ただ、降りる予定の4階で、報道陣や見学者が多かったためかエレベーター内で止まってしまった。同社は「原因を調査して改良します」としている。 (06/29 23:13)

薬やカルテなどを人に代わって運ぶロボットを興味深げに見入る子供たち=28日午前9時50分、大阪府池田市の市立池田病院で
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