水平線のすぐ下まで迫る太陽が、北の空をあかね色に染める。南極・昭和基地は太陽が昇らない「極夜(きょくや)」に入って半月。正午前後の数時間だけ日没直後くらいの明るさになるが、夕焼けのような空が広がる日もある。
夕焼けや朝焼けと同様に、太陽が水平線近くにあり、さえぎる雲がない時に見えるという。
地球は自転軸を傾けて太陽の周りを回っているため、21日に冬至を迎える南極はこの時期、太陽から遠ざかり、地球が一回りしても光は当たらなくなる。極夜は5月31日から7月12日まで43日間続く。(南極支局=中山由美)
(06/15 06:36)
|