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『新新訳源氏物語』あとがき(『しんしんやくげんじものがたり』あとがき)
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作者:未知 文章来源:青空文库 点击数 更新时间:2006-11-22 10:18:32 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 |
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私は今を去る二十八年の昔、金尾文淵堂主の依頼によって、源氏物語を 私は源氏物語を前後二人の作者の手になったものと認めているが、その研究をここでこまかに述べることはできない。古来から よく原文を読めば文章の組立てが若菜から違っているのに心づくはずである。必ず「 目に近くうつれば変る世の中を これらの佳作はおぼつかなたれに問はましいかにして 初めもはても知らぬ我身ぞ はるかなるもろこしまでも行くものは この歌の秋の寝ざめの心なりけり 私はその研究を以前していたとき、前篇の執筆と後篇の書かれた間の差に二十六年という数を得た。王朝はすでに地方官が武力を用いて 歌は前篇の作者にくらべて劣るが 若菜において文章も叙述の方法も拙かった作者は 昭和十四年
与謝野晶子 底本:「源氏物語下巻 日本文学全集2」河出書房新社 1965(昭和40)年7月3日初版発行 1972(昭和47)年4月15日20版発行 入力:めいこ 校正:もりみつじゅんじ 2005年2月19日作成 青空文庫作成ファイル: このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。 ●表記について
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