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アブセンス・オブ・マインド(アブセンス・オブ・マインド)
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作者:未知 文章来源:青空文库 点击数 更新时间:2006-10-23 8:47:22 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 |
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多少のアブセンス・オブ・マインドというのは、誰にもあることである。あるのが普通といってよかろう。しかし私は可なり念入のアブセンス・オブ・マインドをやったことがある。今に思出しても、自分で それは私がまだ金沢の四高に教師をしていた頃のことである。或日同僚のドイツ人ユンケル氏から晩餐に招かれた。金沢では外国人は多く公園から 昨年の秋、十数年ぶりに金沢へ帰って見た。小立野の高台から見はらす北国の青白い空には変りはないが、何十年昔のこととて、街は大分変っているように思われた。ユンケル氏はその後一高の方へ転任せられ、もう大分前に故人となられた。エスさんも、その後何処に行かれたか。その頃私より少し年上であったと思うが、今も何処かに健かにしておられるか知ら。(昭和十四年一月) 底本:「続思索と体験『続思索と体験』以後」岩波文庫、岩波書店 1980(昭和55)年10月16日第1刷発行 底本の親本:「西田幾多郎全集第十二巻」岩波書店 1950(昭和25)年 初出:「新風土」 1939(昭和14)年1月 入力:nns 校正:土屋隆 2006年3月20日作成 青空文庫作成ファイル: このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。 ●表記について
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