匯
お雑xから、寄きな恰が匯ぴき、ぶうんと腎にのぼりはじめました。
からだが嶷いのか、ゆっくりのぼりはじめました。
仇中から匯メ`トルぐらいのぼると、罪にwびはじめました。
やはり、からだが嶷いので、ゆっくりいきます。うまやの叔の圭へ、のろのろといきます。
ていた弌さい湊隻は、Fからとびおりました。そして、はだしのまま、ふるいを隔って弖っかけていきました。
うまやの叔をすぎて、お雑xから、拓xへあがる課の輿返の貧で、恰をふせました。
とってみると、かぶと恰でした。
仝ああ、かぶと恰だ。かぶと恰とった。々
と、弌さい湊隻はいいました。けれど、だれも、なんともこたえませんでした。弌さい湊隻は、儘宮がなくてひとりぼっちだったからです。ひとりぼっちということは、こんなとき、たいへんつまらないと房います。
弌さい湊隻は、F箸砲發匹辰討ました。そしておばあさんに、
仝おばあさん、かぶと恰とった。々
と、せました。
Fにすわって、いねむりしていたおばあさんは、朕をあいてかぶと恰をると、
仝なんだ、がにかや。々
といって、また朕をとじてしまいました。
仝ちがう、かぶと恰だ。々
と、弌さい湊隻は、笥をとがらしていいましたが、おばあさんには、かぶと恰だろうががにだろうが、かまわないらしく、ふんふん、むにゃむにゃといって、ふたたび朕をひらこうとしませんでした。
弌さい湊隻は、おばあさんのひざから蘿个譴鬚箸辰董△ぶと恰のうしろの怎をしばりました。そして、F医の貧をiかせました。
かぶと恰は、釘のようによちよちとiきました。弌さい湊隻が蕕里呂靴鬚さえると、念へMめなくて、カリカリとF医をかきました。
しばらくそんなことをしていましたが、弌さい湊隻はつまらなくなってきました。きっと、かぶと恰には、おもしろい[び圭があるのです。だれか、きっとそれを岑っているのです。
屈
そこで、弌さい湊隻は、寄^に拓わらぼうしをかむり、かぶと恰を蕕里呂靴砲屬蕕気欧董T笥を竃ていきました。
帛は、たいそうしずかで、どこかでむしろをはたく咄がしているだけでした。
弌さい湊隻は、いちばんはじめに、いちばん除くの、くわxの嶄の署峠ちゃんの社へいきました。署峠ちゃんの社には、しちめんちょうを屈わかっていて、どうかすると、優に竃してあることがありました。弌さい湊隻はそれがこわいので、優まではいっていかないで、いけがきのこちらから嶄をのぞきながら、
仝署峠ちゃん、署峠ちゃん。々
と、弌さい蕗でよびました。署峠ちゃんにだけこえればよかったからです。しちめんちょうにまで、こえなくてもよかったからです。
なかなか署峠ちゃんにこえないので、弌さい湊隻は、なんどもくりかえしてよばねばなりませんでした。
そのうちに、とうとう、うちの嶄から、
仝署峠はのォ。々
と、卦並がしてきました。署峠ちゃんのおとうさんのねむそうな蕗でした。
仝署峠は、よんべから弦がいとうてのォ、ねておるのだで、きょうはいっしょに[べんぜェ。々
仝ふウん。々
と、こえないくらいかすかに映の嶄でいって、弌さい湊隻はいけがきをはなれました。
ちょっとがっかりしました。
でも、またあしたになって、署峠ちゃんのおなかがなおれば、いっしょに[べるからいいと房いました。
眉
こんどは、弌さい湊隻は、ひとつ定貧の孝匯埴の社にいくことにしました。
孝匯埴の社は、弌さい為侖社でしたが、まわりに、防や、つばきや、かきや、とちなど、いろんな直がいっぱいありました。孝匯埴は直のぼりがじょうずで、よくその直にのぼっていて、うかうかと、岑らずに和を宥ったりすると、つばきのgを^の貧に鯛としてよこして、おどろかすことがありました。
また、直にのぼっていないときでも、孝匯埴はよく、もののかげや、うしろから、わっといってびっくりさせるのでした。ですから弌さい湊隻は、孝匯埴の社の除くにくると、もうゆだんができないのです。貧和恣嘔、うしろにまで櫃鬚弔韻覆ら、そろりそろりとMんでいきます。
ところがきょうは、どの直にも孝匯埴はのぼっていません。どこからも、わっといってあらわれてきません。
仝孝匯はな。々
と、にわとりにDをやりに竃てきたおばさんが、きかしてくれました。
仝ちょっとわけがあってな、眉采のHへきのう、あずけただがな。々
仝ふゥん。々
と、弌さい湊隻は、こえるかこえないくらいに、映の嶄でいいました。なんということでしょう。なかのよかった孝匯埴が、今のむこうの眉采のある翫に、もらわれてしまったというのです。
仝そいで、もう、もどってきやしん拭
と、せきこんで弌さい湊隻はききました。
仝そや、また、いつかくるだらあずに。々
仝いつ拭
仝ぼんや屎埖にゃ、くるだらあずにな。々
仝ほんとだねおばさん、ぼんと屎埖にゃもどってくるね。々
弌さい湊隻は、李みをうしないませんでした。ぼんにはまた、孝匯埴と[べるのです。屎埖にも。
膨
かぶと恰を隔った弌さい湊隻は、こんどはい梳祇をのぼって、寄きい宥りの圭へ竃ていきました。
寄垢さんの社は、寄きい宥りにそってありました。そこの社の芦俛さんは、もう楳定僥丕にいっているような寄きい繁です。けれど、いつも、弌さい湊隻たちのよい嗔だちでした。じんとりをするときでも、かくれんぼをするときでも、いっしょに[ぶのです。芦俛さんは弌さい嗔だちから、とくべつに恊彰されていました。それは、どんな直の~、課の~でも、芦俛さんの返でくるくるとまかれ、芦俛さんのくちびるにあてると、ピイとQることができたからです。また芦俛さんは、どんなつまらないものでも、ちょっと垢をして、おもしろいおもちゃにすることができたからです。
寄垢さんの社に除づくにつれて、弌さい湊隻の俟は、わくわくしてきました。芦俛さんがかぶと恰でどんなおもしろいことを深え竃してくれるかと、房ったからです。
ちょうど、弌さい湊隻のあごのところまであるこうしに、遍だけのせて、碧並の嶄をのぞくと、芦俛さんはおりました。おじさんとふたりで、碧並のすみのといしで、かんなの釆をといでいました。よくるときょうは、ちゃんと碧並彭をきて、\い念だれをかけています。
仝そういうふうに薦を秘れるんじゃねえといったら、わからんやつだな。々
と、おじさんがぶつくさいいました。芦俛さんは、釆のとぎ圭をおじさんにおそわっているらしいのです。をまっかにして匯伏けんめいにやっています。それで、弌さい湊隻の圭を、いつまで棋ってもてくれません。
とうとう、弌さい湊隻はしびれをきらして、
仝芦さん、芦さん。々
と、弌さい蕗でよびました。芦俛さんにだけこえればよかったのです。
しかし、こんなせまいところでは、そういうわけにはいきません。おじさんがきとがめました。おじさんは、いつもは徨どもにむだぐちなんかきいてくれるいい繁ですが、きょうは、なにかほかのことではらをたてていたとみえて、湊いまゆねをぴくぴくと咾しながら、
仝うちの芦俛はな、もう、きょうから、匯繁まえのおとなになったでな、徨どもとは[ばんでな、徨どもは徨どもと[ぶがええぞや。々
と、つっぱなすようにいいました。
すると芦俛さんが、弌さい湊隻の圭をて、しかたがないように、かすかにわらいました。そしてまたすぐ、じぶんの返枠に痂弔閉燭鬚爐韻泙靴拭
恰がえだから鯛ちるように、薦なく、弌さい湊隻はこうしからはなれました。
そして、ぶらぶらとiいていきました。
励
弌さい湊隻の俟に、侮い丑しみがわきあがりました。
芦俛さんはもう、弌さい湊隻のそばに「ってはこないのです。もういっしょに[ぶことはないのです。おなかがいたいなら、あしたになればなおるでしょう。眉采にもらわれていったって、いつかまた「ってくることもあるでしょう。しかし、おとなの弊順にはいった繁が、もう徨どもの弊順に「ってくることはないのです。
芦俛さんは、hくにいきはしません。揖じ翫の、じき除くにいます。しかし、きょうから、芦俛さんと弌さい湊隻は、べつの弊順にいるのです。いっしょに[ぶことはないのです。
弌さい湊隻の俟には、丑しみが腎のようにひろく、侮く、うつろにひろがりました。
ある丑しみは、なくことができます。ないてすことができます。
しかし、ある丑しみはなくことができません。ないたって、どうしたって、すことはできないのです。いま、弌さい湊隻の俟にひろがった丑しみは、なくことのできない丑しみでした。
そこで弌さい湊隻は、廉の表の貧にひとつきり、ぽかんとある、ふちの橿いを、まぶしいものをるように、まゆをすこししかめながら、Lいあいだているだけでした。かぶと恰がいつか峺からすりぬけて、にげてしまったのにも櫃鼎ないでDD。
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