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あんを薄皮で巻く関東流と、つぶつぶの道明寺粉でくるむ関西風。どちらの桜餅にも欠かせない塩漬けの桜葉は、ほとんどが伊豆の大島桜だという。国内産と聞いてホッとするご時世である▼
不论是用薄皮包馅的关东做法,还是将馅用干米粉粒团上的关西风格。两种樱饼最后都要撒上的樱叶,其实就来自于伊豆的大岛樱树。听到这是产自国内,???。
葉の移り香、生地の舌ざわり、あんの甘み。それぞれ、こちらに味わうという心構えがなければ、五感をすり抜けそうな淡さだ。それでいて、開花宣言にも負けない鮮烈な季節感がみなぎる。〈花の日に先んじてこそさくら餅〉丸山海道▼
(樱饼)融合了樱的香味,当地的口感,以及馅的甜蜜。如此这些,品尝者若没有去尽力品尝出来的意识,那就像囫囵吞枣一般平淡无味了。说到这,堪比樱花开放预告一般,强烈的时节之感也油然而生。正如丸山海道所题的:“预告花期来临,正是樱花饼”。
銀座百店会の冊子「銀座百点」3月号で、食の書き手たちが和菓子について語り合っている。君島佐和子さんは「和」のおいしさを「主張してくるのではなく、迎えにいかなくては分からない」と表現していた▼
银座百店会出版的「银座百点」3月刊上登载了,美食编辑们针对日式点心做的一番评价。君岛佐和子女士表示,「和风」的美味在于「它先不给你结论,你只有尝过了才会明白」。
それを、平松洋子さんが「気候や風土、文化や美意識と不即不離」と受け、岸朝子さんが「和菓子の文化は奥深い。どんな入り口からでもいいからまず入って」とまとめた▼
对此,平松洋子女士认为:是气候和水土,文化和美学的结合。岸朝子女士评价说:日式点心富含深厚的文化底蕴。因为从任何一处入手都可以,首先是要迈出第一步。
予期せぬ「入り口」もある。戦争末期、都心にある虎屋の倉庫が空襲で焼け、軍に納めるはずのようかんが焦土に甘いにおいを放った。焼け出された人々は、店の許しを得て銀紙に包まれたお宝を掘り出し、湯気が立つのを泣きつ笑いつ、むさぼったという(黒川光博『虎屋 和菓子と歩んだ五百年』)▼
意料之外的「接触点」也是有的。二战末期,位于东京市中心的某所虎屋仓库在空袭中被烧毁,由军方存放的糕点在焦土中释放出阵阵香味。房屋被烧而无家可归的人们,在得到店长许可后,挖掘出了用锡纸包裹的宝贝,看着热气腾腾的糕点,又是笑又是哭,开始狼吞虎咽。摘自(黒川光博『虎屋 和菓子と歩んだ五百年』)▼
砂糖の配給は途絶えて久しく、味わうどころではなかったろう。和菓子を存分に楽しむには、うまさを迎えにいけるだけのゆとりが心身に要る。桜葉の芳香に酔い、やれ関東だ、いや関西だと言い合える日々をまず大切にしたい。平和の「和」でもある。
砂糖的配给已中断许久,想必也味道都尝不出来了吧。要充分享受日式点心,身心需要首先具备接受美味的宽容。沉醉于樱叶的芳香,“是关东产的啊~不,是关西货!”珍惜能够这样争论的每一天。这个「和」字也是和平的和。 |