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魚偏(うおへん)に雪と書けばタラ、冬だとコノシロ、では神は? 漢字にならって日本で作られた国字には、魚偏の文字が一番多いという。判じ物さながらの難読ぞろいだが、日本人と魚の深い縁を示す証しでもある▼
鱼字旁加雪字是“鳕”,加冬字则是“鮗”,那么加神字呢?据说在模仿汉字而创作出的日本的国字中,鱼字旁的字是最多的。虽然这些有如字谜一般的字多数都很难读,但这也证明了日本人和鱼之间有着深深的缘分。
大正の頃は「一大国民が食糧の主要なものを海にあおいでいる例は他にない」と、欧州の地理学者を驚かせた。ところが近年、かつてない「魚ばなれ」が食卓に起きている。さばくどころか、さわれない若い人もいるらしい。歯止めをかける取り組みが、各地で芽生えている▼
在大正时代,欧洲的地理学者曾惊叹“一众国民的食物主要来自海洋,其他地方再也没有这样的例子”。但是近年来,从未曾有过的“远离鱼类”的情况正发生在餐桌上。不要说用刀切鱼了,有的年轻人甚至连碰都不碰。为了阻止这种事态的继续发展,一些热心的组织开始在各地生根发芽。
東京の築地市場の一角では「おさかなマイスター講座」が昨秋から始まった。目利きや料理の仕方などを初心者も学べる。11回で12万円余と受講料は高めだが人気は高い。卒業生には、知識を周りに広める「語り部」の期待もかかる▼
在东京的筑地市场的一角,从去年秋天开始,有一个“鱼类大师讲座”。从种类的分辨到料理的做法,即使是初学者也能学会。虽然11次共12万日元多的听课费稍微高了点,但人气依旧很高。对于毕业生们,还期待他们能成为向自己周围传播知识的“讲述者”的角色。
秋田での講座は、魚介を生物学的に学んだあと、料理をする。先月は秋田大の石井照久准教授がハマグリの心臓やエラの講義をし、酒蒸しにして参加者と食べた。「いただくものの命のさまを知ることは、人生の滋味になる」と、料理好きの石井氏は言う▼
在秋田举办的讲座,在学习了鱼贝类的生物学知识以后,还要做料理。上个月,秋田大的石井照久准教授讲解了文蛤的心脏和腮,并且和参加者们一起吃了酒蒸文蛤。“知晓食物在成为食物之前是如何生存,这是人生的滋味”,喜欢料理的石井氏如此说道。
親が子に伝える「料理」をつづった、石垣りんさんの詩を思い出す。〈鰹(かつお)でも/鯛(たい)でも/鰈(かれい)でも/よい。丸ごと一匹の姿をのせ/よく研いだ庖丁(ほうちょう)をしっかり握りしめて…頭をブスリと落すことから/教えなければならない〉▼
这令我想起了石垣琳的描写母亲向孩子教授“料理”的诗。“无论鲣鱼/还是鲷鱼/还是鲽鱼/都可以。把整条鱼放上砧板/紧握住磨亮的菜刀…猛地一刀把头切下/必须从这里开始教你”。
様々な魚偏が、人の命につながる。乱獲を戒めつつ舌鼓を打ちたい。ところで冒頭の「鰰」は秋田の特産ハタハタ。獲(と)りすぎによる激減の教訓を残した美味(うま)くて苦い魚である。
各种各样的鱼字旁的字,连结着人类的生命。一边戒备着无休止的捕捞,一边满足地舔着嘴唇。话说回来,文章开头的“鰰”是秋田的特产雷鱼。是一种留下由于过度捕捞而数量猛减教训的、既美味又苦涩的鱼。 |