国の重要無形民俗文化財で、奥美濃に夏の訪れを告げる岐阜県郡上市八幡町の「郡上おどり」が10日、開幕した。9月4日のおどり納めまでの32夜にわたり、城下町の夜を彩る。8月13~16日の4日間は徹夜で踊り明かす「徹夜おどり」で最高潮を迎える。

おはやしに合わせて、大勢の人たちが初踊りを楽しんだ=10日午後8時すぎ、岐阜県郡上市で
午後8時前、お囃子(はやし)を乗せた屋台と踊り流しの列が、郡上八幡旧庁舎記念館前の広場に到着。屋台を中心に、踊りの輪が広がった。
激しい夕立に見舞われたが、開始時にはすっかりあがり、約7500人が今年の初おどりに酔いしれ、色とりどりの浴衣が、哀調を帯びた郡上節の節回しに合わせて揺れた。
(07/11 01:55)
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