北海道・知床半島にある羅臼(らうす)町沖のオホーツク海で、金粉をかけたようにきらきら光る魚が新種のカジカと確認され、和名「ラウスカジカ」と命名された。

色鮮やかなラウスカジカ=根室支庁羅臼町沖のオホーツク海で(関勝則さん撮影)
同町の写真家、関勝則さん(50)が00年に水深20メートルの岩場で撮影し、標本を北大水産学部臼尻水産実験所の宗原弘幸助教授に送って調査を依頼していた。地元のダイバーには以前から「金粉カジカ」などと呼ばれて親しまれていたが、いくら調べても正式な名前がわからなかった。
オスの第一背びれがトサカのように長く伸び、体の色を赤やだいだいなど明るい色に変えられる特徴がある。関さんにちなんだ学名をつける予定で、宗原助教授が近く専門誌に発表する。
(07/06 21:12)
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