日産自動車は2日、トヨタ自動車からハイブリッド技術の供与を受けて作った第1号車、「アルティマハイブリッド」が完成した、と発表した。耐久性や走行性など市販に向けた試験に入る。06年に米国で生産・販売を開始する考えだ。

日産自動車の北米向けセダン「アルティマ」
同車をベースに「アルティマハイブリッド」を完成させた
アルティマハイブリッドは、北米向けセダン「アルティマ」(排気量2.5リットル)がベース。電気モーターとガソリンエンジンを併用して燃費を抑える。電気モーターやバッテリーなどはトヨタが開発したシステムを搭載し、日産の直列4気筒エンジンを組み合わせた。
日産は00年3月にハイブリッド車「ティーノハイブリッド」を100台限定販売したこともあるが、コスト高などから独自技術による量産には至っていない。02年9月、ハイブリッド技術の世界標準化を目指すトヨタと提携した。06年の量産化から5年間で10万台規模を生産するとしている。 (06/03 08:38)
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